…きっと恋してる
図書館でいつものように勉強をしていた時だった


「隣いいかな?」


知らない男の子が声を掛けて来た


「あっどうぞ」


他にも空いてるのに変なの…


そう思いながら応えた


「他にも空いてるのにって思った?」


「えっ?いやっそんな事…」


「君はわかりやすいね…僕の見たい本がすぐそこにあるんだ」


そう言って振り返って本棚を見た
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