…きっと恋してる
「そうなんですか…でも誰だって壁にぶち当たる時は来ると思います…遅かれ早かれ」


彼は遠くを見ていた何か考えているようだった


「だから逃げないで下さい」


ゆっくりとあたしの方を向くと


「ありがとう」


一言言ってポリポリと頭をかいた


「女の子に励まされるなんて…情けないな」


「そんな事ないですよ」


「でもなんか元気でたかな?」


そう言って2人で声を潜めて笑った
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