…きっと恋してる
「何なのよいったい…」


淳平の気持ちに気づかなかった


ただ試合が近いからそれだけの事だと思っていた


ただそれだけだと…



───…
──…
─…


図書館には通ったが淳平の迎えも連絡もあれから一度も来る事は無かった


真也とは毎日のように図書館で顔を合わせていた


「彼女にちゃんと気持ち伝えた?」


真也にそう聞くとちょっと照れ臭そうに笑って言う
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