…きっと恋してる
図書館を出て淳平に電話をかけた


一向にでない…


メールも返事がない


どうしたんだろう…試合が近いからといってもおかしい


今までこんな事は一度も無かった


あたしをどうしようもない不安が襲う


彼女…咲さんが俯くあたしの顔を覗きこんだ


「どうしたの…何かあったの?」


「ふえっ…ひっく…」


優しく聞かれ思わず泣いてしまった
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