…きっと恋してる
「俺…振られるかと思った…って言ったの!!」


顔を覆ったままでそう言うと


「カッコわりぃ…情けないな俺…」


そう言って俯いた



あたしはふと思い出し言う


「情けない淳平も好きよ…」


淳平はゆっくりあたしの方を向き


泣きそうな笑顔を見せるとあたしを抱き寄せた


「淳平…あたし寂しかったんだよ」


「ごめん…でも明だって嘘ついただろ?俺マジでへこんだんだぜ…」

< 88 / 244 >

この作品をシェア

pagetop