ホトトギス。 《私は永遠にあなたのもの…》
「どうしたの?じゃあないよ!なんか痩せたんじゃない?手だってこんな細くなって…。ちゃんと食べてた?」

なんか、奈々お母さんみたい。

「フッ」

「あ!今、笑ったでしょ!?」

あ、ヤバイ、ついお母さんみたいで笑ってしまった。
「ごめん。なんか奈々ってお母さんみたいなんだもん」
……お母さんにこんな事をしてもらった記憶なんかないけど…。

あの人はいつも世間体と欲しか見てなかった。



「…ゆきな、ゆきな!」

あ!いけない、つい考えこんじゃった。
< 10 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop