人こそ芸術 part1
僕が欲しいのはこの世に二つと無い美しい物、者、モノ、もの・・・・・・。
美しい女のものなら何でも美しい。
時間が経ち、美化されている訳では無い。
僕の目が、脳が、指先が、身体が美しいものを素直に受け入れているだけのこと。
手術を行う患者が美しい女なら、真っ赤な血液、皮下脂肪、つやつやとした臓器たち、その周りを囲む白い骨に、それらを覆う肉。
外見が美しければ美しいほど、体内(ナカミ)も美しいのだ。
今度は美しい女の体内を集めてみようか。
僕は禁断をコレクションしなければ興奮、幸福を感じない美感覚になってしまったようだ。
でも僕には守るべき家族ができた。
が、禁断のコレクションから足を洗うつもりは無い。
だが今は栞との幸せを第一に考える。
僕の我慢はいつまで続くのだろうか。
まぁ多分、そう長くはもたないだろう。
封印が解けるのも時間の問題だ。
そんな恐ろしい事を僕は冷静に考える。