愛してると言ってほしい

「…今更だけどさ」

「よかったの?引き留めたりしなくて」


「いいんだよ…。私が悪かったの」


たっくんはビックリした様子で

「なんで優ちゃんが悪いって分かるの?」

「だって、そうでしょ…。あんなに突然で、理由も言わないんだよ?

きっと私が知らない内に傷つけてたんだよ」


たっくんはなにも言わずに頭を撫でた。



とても
とても
辛そうな顔をして
< 17 / 33 >

この作品をシェア

pagetop