愛してると言ってほしい

目の先には、恋人の木村 潤がドアの前で座り込んでいた。


いつものように
「優」

優しく
私の名前を

呼んだ


なにも変わらない日常

そう思っていた
なにも疑わなかった


「お疲れ様」
私を見つけると、笑顔で駆け寄ってくる。


私はそんな潤ちゃんが大好きだった。
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