『スキ』
どうして、いつからあたしこう言う感情分からなくなったんだっけ…


遠い遠い、ずっと前に心を置いて来てしまったのかな…


空を眺めた。


雲一つない快晴に、長い長い飛行機雲眺めて、照りつける太陽に目を凝らした。


もう一度あたしに言う勇気を下さい。


下唇を噛み締めて涙を拭った。


『あたし、いってくる。

ありがとう、理子、花』


そして…あたしは駆けた。


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