『スキ』

大好きな光

『戻ろっか、でもこの手は離さないでね?』


繋いだ小指と小指絡めて歩いた。

芝生の上を歩く2つの影………―


長く長く伸びて空に映るぐらい。


二人仲良く歩いた16歳の時だった。


あたしの…あたし達の初恋は、永遠に…―


――――――――――


ガラ、教室のドアを開けた瞬間…―


先生は泣きじゃくり、生徒は先生の頭をポンポンと撫でる。


『なんか…あったの?』


「あんた達の熱い熱い告白に感動して、泣いてるぢゃない?わかんないわけ?」


分かりませんよ。

つか先生もそんなんで泣かないでよ、とため息。


光と顔を見合わせた。

笑い合った…☆


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