『スキ』
『なんで…此処に?
此処に来なきゃ、話さなきゃずっと逃げられたんぢゃないの…― ?
何年も。今更、何しに…「ふぅ~俺、忘れていたんだ、好きの意味。
縛りつけるものが愛情 ぢゃないこと。
知らずに“大人”になっちゃった。
いや、まだガキなんだ…―
だから、裁いて貰いに此処に来た。
憂に会いたくて…………
最後に……―」
真剣に話す真ちゃんの表情は、吹っ切った様な柔らかさ……―
自首する気なんだ。
あたしは俯き加減な真の頬を撫でた。
泣いてたから………
涙を拭ってあげた。
光も、理子も、花も、関わりのない千もみんな息を押し殺し泣いていた。
此処に来なきゃ、話さなきゃずっと逃げられたんぢゃないの…― ?
何年も。今更、何しに…「ふぅ~俺、忘れていたんだ、好きの意味。
縛りつけるものが愛情 ぢゃないこと。
知らずに“大人”になっちゃった。
いや、まだガキなんだ…―
だから、裁いて貰いに此処に来た。
憂に会いたくて…………
最後に……―」
真剣に話す真ちゃんの表情は、吹っ切った様な柔らかさ……―
自首する気なんだ。
あたしは俯き加減な真の頬を撫でた。
泣いてたから………
涙を拭ってあげた。
光も、理子も、花も、関わりのない千もみんな息を押し殺し泣いていた。