『スキ』
「舞は告白してドキドキした?」


大事なこと…


『ドキドキ ってか自惚れぢゃないけど幼なじみだしずっとあたししか女いないし…つまり、ドキドキしなかったし、笑いながらスキってゆっちゃった…』


瞬時に、理子の体から炎が上がる。


ユラユラと揺れて、静かに言った。


「舞、スキって言葉は誰しもドキドキして緊張しながら真っ直ぐその人だけを見て告白するの…―

舞はたしかに口癖の様にスキって言葉言うね…


っで勘違いした人居たでしょう?」


勘違い…。


合ったなぁ。、何にでもスキと言うあたしに告る男達…―


たしかに顔赤かったし、緊張してた…


真っ直ぐあたしの目を見て言った。


『好きです…ってあの人言った。


あれは勘違いさせて悪かったと反省してるよ?

問題は光、あたしは光を奪われたくないんだ』


だって…― 好きだから。

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