ヒメゴト

ふぅーっ。

席に着くと、わたしは大きなため息をついた。


なんだったの…さっきの。
あんなやつに触られたくらいで顔が熱いなんて、不覚だ。





そうこうしているうちに、続々と人が集まって来て、あっと言う間に、席が埋まっていった。


「じゃー、時間なので、とりあえず出席取ります。」

書記で同じクラスの宮田さんが、口を開いた。

次々と委員会が呼ばれていく。


「…購買。」

「はい。」

わたしが恐る恐る手を挙げると、宮田さんの隣にいる会長とばっちり目が合ってしまった。


うぅ…なんか笑って、る?腕組んで不機嫌そうだし、なんか会長…こ、怖い。









その後、順調に会議は進んだ。


「じゃあ、今日はここまでにします。お疲れ様でした~。」

会長の一言で、みんなガタガタと立ち上がった。





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