君しか....
ーバリッ
ドアを突き破るにしても連翔は豪快さを忘れない。
「おいおい、破壊総額やべぇー」
「しるか」
入り口に上手く入るも人は誰もいない。
「…なぁ」
「…これ」
ーバリッ
俺達は突進したドアを見た。
そこにはバイクが二台。
「絵梨の時と同じだぜ?大翔」
「ん、美桜」
大翔の後ろに座っていた美桜がヘルメットを取りバイクから降りた。
「え…」
俺は息が止まりかけた。
なぜなら、絵梨にそっくりな美桜がいたから。
「任しとけ!!」
とピースサインを見せる笑顔も絵梨に見えて仕方がない。