君しか....


「京介!!」


勇瑠に二発目を食らわせようとした時、大翔は京介を止めた。


「辛さは、殴って消すものじゃねぇんだよ。」
「…っ…」
「見失ったんだろ?」
「…」
「絵梨がいなくなった後、お前は誰のために喧嘩した?殴った?」


大翔の言葉にしては結構な感じ?
まぁ…大翔が警官になった理由。
京介の為なんだよな…。
きっと恥ずかしくて言えねえんだよな…このシャイが。


「…勇瑠はお前の可愛い弟だぞ?」
「はい…」
「傷付けるな。」
「…勇瑠…」
「大丈夫っす。ってか、信頼してください、信用してください!!」
「…それ以上言ったらぶっ殺す。」



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