君しか....
─美桜side─
「ん〜…」
「おはよう、美桜ちゃん?」
「え゙!?」
何で!?
大翔が同じベッドに何でいるのよ!
「あれれ?覚えてないなら…破壊行為続行するよ?」
「…あ〜!良い良い!続行しないでよ!!」
布団片手に座る私を見てニコニコ笑ってる大翔を愛しいと思ってしまう。
「…かわいかった…」
「…おやすみ」
「おやすみ」
恥ずかしさのあまり布団をかぶって寝た振りを演じる私。
目を閉じれば、大翔のカッコいい視線と大翔ボイスの“愛してる”がリピートされる。
「…大翔?」
「あい」
後ろを向くと上半身だけ起こす大翔がいた。
「んギャー!」