君しか....
「はぁ…」
いまだに鮮明に残る大翔の顔。
あのカッコ良すぎる彼が私の彼氏なんて信じられないよ。
ーコンコン
「はい」
「制服置いとくから」
「ん…ありがとう…」
「いえ」
大翔の影がチラチラ見える。
大翔は私に愛してるって言ってくれた。
でも、私は言えなかった。
好きって言葉しか言えなかった。
「大翔…」
「ん?なんかあった?」
「…何でもない。」
私が、こんなにも大翔を愛してる事、伝わってるのかな?
そんな疑問を残しながらお風呂場を後にした。