君しか....
「俺らしくねぇ…。」
「大翔くん」
俺が部屋の前に来ると後ろには十和さんがいた。
「はい」
「ちょっと」
俺は十和さんの後を追った。
十和さんが入った部屋は十和さんの仕事部屋だ。
「そこに座ってて」
指定された席に座るとコーヒーを入れてくれた。
十和さんは美桜とは違い、静かで外見はかなりのイケメンだ。
美桜は、どちらかと言うと美海さんに似ていて美海さんはかなりの美人さん。
美海さんと十和さんの一人娘が美桜なら納得いく。
「美桜との結婚なんだけど…」
「はい」
「条件がいくつかある」