君しか....

京介の方を見るとニコニコしていた。
それは私を見ているのではない。
後ろを見るとビニール袋を持っている大翔が立っていた。


「アハハ!美桜、照れてる!」


顔を急いで隠すと京介は笑った。


「照れないで?俺は、真っ赤な顔してる美桜と泣きそうな美桜と構ってって顔してる美桜と困ってる美桜が好き。でも、全部好き。」


ペラペラ普通に話す大翔は私を抱きしめた。


「美桜しゃんって強引かつ大胆が好きなんだね?」


そう言ってカプっと首を食べてきた。


「キャー!!」


その様子をニコニコして京介は見物していた。



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