君しか....

あれから一時間が経ち、6時まで30分って所で私は家を出た。


「美海!!」


私より先に着いていた汐莉が私向かって手を振ってきた。


「ヤバイよね!カッコ良くない!?」


相手側は、既に全員揃っていた。
その中に周りと雰囲気が違う人が一人いた。


「…」
「…」


見とれていたら、目が合ってしまった。
その目は透き通っていて、今まで会ってきた男性とは違かった。

その男は立ち上がった。
周りの男より一回り身長が高かった。


「美海?」
「ん?」
「皆揃ったし、行こ?」
「うん!」



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