君しか....


「すげぇ…飲んだ。」
「大丈夫、美海ちゃん?」


ジョッキをテーブルに置いて席に座った。


「あ…バカかよ…楓の言う事聞くんじゃねぇよ…大丈夫か?」


周りが何よりもビックリしているのは十和が私をおんぶしてる事だろう。


「先帰る」


十和は自分の分と私の分のお金をテーブルに叩きつけた。


「わひゅいから…」
「黙れ…酔っぱらい」
「ひぇ?」


十和は私を抱えて店を後にした。



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