君しか....


「な、何でいきなり…」
「外さねぇと…」
「あ、はい!!」


俺は体を起こし勇瑠の顔をジーッと見た。


「…はずしました…」
「俺の顔見て」


ヤベ…


「惚れました」
「はい…?」


眼鏡を外すと勇瑠は別人で、ヘロヘロした感じから、モデル並みの顔立ちを持つ完璧少年になる。


「カッコいいんじゃん」
「な、何言ってるんですか!?」


顔を真っ赤にして叫ぶ勇瑠は可愛い。
というか、いじめたくなるんだな…。


「真面目に…俺の彼女とかどう?」
「いくら京さんでも、ゲイは駄目っす!」
「ほぉ〜…」


< 232 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop