君しか....

そう言って立ち上がった大翔に私は、思いっきり抱きついた。


「バカ〜」
「はいはい」
「バカバカ〜」
「着替えろ」
「バカバカバカ〜」
「…襲うよ?」
「大翔のバカ!!」


私は、大翔を部屋から追い出した。
あり得ない。
私の方が…バカ。

私は、制服を来て部屋を出た。


「美桜お嬢様、お食事の用意が出来ました。」


自分の席に着くと、テーブルの先には大翔がいた。


「美桜?」
「何?」
「遅刻すんなよ」


そう言って、家を後にした。
家では執事、学校ではモテモテ教師、私の前では俺様彼氏、カメラの前ではモデルのhiro。
どれが本物かなんてわからない。


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