君しか....

麗奈は、私の頭を撫でて大丈夫って言ってくれた。


「うん…」
「天王寺か?」


私の隣に立っていたのは日野くんだった。


「はい…」
「気に食わないんだよね…あんたん家が俺の家より上なのが。」


日野くんは、私の会社とはライバル関係。


「ちょっと!美桜は関係ないじゃない!!」
「あるよ。」


麗奈は、日野くんを睨み付けた。
日野くんは、麗奈を見て笑っている。


「何よ…」
「子供が殺されれば話しは別じゃん?」


私の首に突き付けてきたのは明らか刃物。
あと数センチで喉に刺さる。


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