君しか....



ニコニコしながら私の顔を覗いてくる桜庭先生。


「は、はい…」

「それはね…今日から美桜お嬢様の執事になるからですよ?」

「え〜〜!!!!!!!!!!!!!????????????」


という事です。

驚きが隠せない私。


「お嬢様?」


隣ではニコッと笑う桜庭先生。


「先生!!!!帰ってよ!!」

「え?」


私は手に持ってたフォークを机に叩きつけて席から立ち上がり先生を玄関まで連れていった。


「はい!!」

「…お嬢様は僕じゃ駄目なんですか?」


先生の顔の表情が沈んでいくのを感じてしまった私。


「そういうわけじゃないですけど…」

「なら、どうして駄目なんですか?僕も他の執事と同じ扱いで結構ですよ?」





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