君しか....
私は、卒アルに目線をずらした。
大学の卒アルには、金髪じゃなくて黒髪に戻ってて隣の連翔さんの首に手をかけて小学校の卒アルに乗ってた可愛らしい笑顔で写っていた。
「え…」
大学は、超有名エリート校で偏差値はトップ校並みだ。
昔聞いた話だと大学は主席で卒業したとか…。
「あ?」
「…頭良かったの?」
「…ヤンキーで頭良いって駄目なの?」
「そういう意味じゃ…」
「…中学も高校も成績はトップか次かだよ。」
「大翔がトップじゃないなら誰がトップ?」
「レン」
「…頭良くてカッコイイって…」
「レンはモテても俺はモテねぇよ。」
大翔はベッドから降りて立ち上がった。
その後、自分の机から大量のノートを持ってきた。
「…ん。」
「な…何?」