君しか....
「ねぇ!!先生!!!!!」
私は、先生の背中に自力で登った。
「ご飯食べましょうね?」
私を背中に抱えた(おんぶ)状態でテーブルまで連れていった。
あれから2時間後…
生物の時間がやってきてしまった。
「席座れ!!テストだ、テスト!!!点数悪い奴は補習だから」
そう言った桜庭は、私の顔目掛けてニコッと不気味な笑みを溢した。
「美桜?」
「ん?」
私の席の後ろに座ってるのは在田 麗奈。
「桜庭の笑顔が眩しいね!ってか、わざと補習引っ掛かって、家で秘密の補習?」
「は?」
麗奈は、桜庭が私の家の執事だと言うことも私が恋してる事も唯一知っている女の子。