君しか....


「…総長…?」


二人が消えた教室は前のようにガヤガヤ騒いでいたのかもしれない。
でも、私の耳には、何も聞こえなかった。


“天空”


その団体はなんなのか、私には気になって仕方無かった。


「…お?美桜?」
「へ…?」
「学校終わったよ?」
「あぁ…」


私はバックを持ち麗奈と教室を出た。


「…天空」
「へ?」
「天空って何だろう…」
「…族だよね?…美桜…」


私が、麗奈の顔を見ると顔が青ざめていた。


「美桜!!」


私が振り向くとそこには、金になったばっかりな髪にピアスが耳に片耳に2つずつつけた男と黒髪のままピアスが耳以外に鼻にもつけている男、茶髪にネックレスを大量につけてる男が並んでいた。



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