君しか....
ーガチャン
屋上の窓が開かれると、そこには、京介と麗奈が立っていた。
「てめぇ、ここにいろ。」
「は?」
「京さんよ〜…隠しても無駄なんだよ」
屋上のドアに立ち塞がっているのは京介より遥かに身長も高く、体格も倍の男が三人。
そのうち二人はパイプを持っていた。
「隠すねぇ…フッ…」
「笑ってんじゃねぇ!とっとと天王寺を手に入れろ!」
「はい!!」
といい、京介に襲いかかるパイプを持つ男達。
「待てよ…」
「俺らの相手は?」
遠藤と勇瑠くんは笑顔で男達に突っ掛かった。
「…んざけんな!」
方向転換をして二人の元へ走る男達に対し冷静な二人は突っ立っていただけだった。