君しか....
ードン
「何処みてんだよ!!」
わざと人に当たるように歩く俺。
だが当たった相手は、連翔だった。
「口わりぃ…」
「大翔は黙れ」
その横には長身の男が一人。連翔は俺の胸ぐらを掴んで持ち上げた。
「…帰る」
「へい」
しかし、何もせず、俺を離したんだ。
どうしても納得いかなくて俺から突っ掛かった。
誰にも負けないと思ったから。
「おりゃ〜!!」
ーバコ
殴りかかった後、俺は立場が逆になっていた。
殴られたんだ。
男に初めて…