君しか....
「死んだ魚は相手にしたくねぇ。」
彼が最後に良い放つと俺の前から消え去った。
「大丈夫か?」
大翔と呼ばれる男は俺の腕を掴み引っ張り起こしたあと、近くの公園にあるベンチに腰を下ろした。
「…お前、新田だよな」
「あぁ…」
「殴って楽しいか?」
俺の顔を覗き込むように訪ねてきた。
「あぁ…」
「…何で死んでんの?」
「…俺が化け物なんだよ」
「あ?」
「俺、昔から頭に来ると目が青くなんだよ…だから化け物なんだよ。」
俺は立ち上がり、家に帰ろうとした。
「かっけぇ…」
「は?」
俺は、大翔の方を向いた。
「青くなるとか羨ましい!!」