人間失格
カタッ隣の席に腰かけた ちらりと由広をみた



切れ長の一重の目に長いまつげ 日本人離れした褐色の肌



いつもこれから一緒にいられる



隣で開発中のCADをさわって何かを確認していた


美里は自分の仕事をしだした


しばらく 小一時間くらい仕事に専念した後昼休みのチャイムがなった



みんなが一斉に席を立つ



そしてお昼にでかけるもの 食堂にでかけるものそれぞれに席をたった



美里は由広を食堂に誘った
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