〜偽りの私〜
想い続けてあっという間に6年生になっていた
私は彼に恥じないように
もうバカにされないようにとも思い
もっともっと勉強も家事も何でも頑張った
何でも褒められることばかり
自分に自信をつけたかった
お礼と…告白がしたかったから
私の彼に対する想いは、みんなではないだろうが知れていたと思う
―バレンタイン間近―
忘れ物を取りに教室に入ろうとすると声がした
『お前、千夏に好かれてんじゃないのか?』
自分の名前が聞こえ体が止まった
『お前も好きなんだろ?』
余計に動けなくなった
すごく怖いが続きが気になった…
『だって前あいつのかたもったじゃん』
『間違いねぇーじゃん(笑)』
『別にそんなんじゃねぇよ! 』