〜偽りの私〜


なんとか毎日を過ごしていた…



あの日を迎えるまでは


中学

それも三年にもなると恋の話が絶えない

毎日カップルができただの
別れただの

またよりを戻しただの

耳に嫌でも入ってきた…

私はあれ以来恋はしなかった

できなかったのかな?



いつもみたいに何にも考えずに話を聞いていた

『今度、なんとね…斗真が柚子に告るんだってぇ!!』

『マジでぇ!?』

『どこ情報?確かなのぉ?』

『絶対とは言いきれないけど…でもそんな話が流れてきたんだもん!』

嘘でしょ?

嘘だと誰か言ってよ!

「でもまだ絶対って決まったわけじゃないんだよね?」


< 28 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop