〜偽りの私〜
第五章
あの日から…
あっという間に時間が過ぎていた
当たり前だけど
何もしなくても時間はどんどん過ぎていく…
私はあの日からまだ何も進めてないような
そんな気持ちでいっぱいだった
みんなはもう何事もなかったかのように
平然としているように見える
まだ半年ぐらいなのに…
私もいつかは?
そうなってしまうのだろうか…
みんなのように記憶がどんどん薄れていく日が…
私は忘れたいの?
私はどうしてこんなにも忘れられないの?
親友…だったから?
嘘みたいな話を聞かされたから?
千夏の最後を見たから?
一緒にいたから?