〜偽りの私〜
千夏は私に何を言いたかったの?
何か伝えたかったの?
何で私を選んでくれたの?
偶然?
どうして
あんな話を
最後にしたの?
疑問ばかりが頭に浮かび続けた…
それも毎日
千夏のいない今
どうすれば答えは見つかるの?
どうすれば私は前へ進めるのだろう?
屋上
あれ以来私は決して行く事はなかった…
一人で行ったことなど一度もなかった
屋上への階段はあの日を境に立ち入られないよう
机などが置かれ
容易には入れなくなってしまっていた
それでも
何かに引き寄せられるかのように
屋上へと向かった
やっとの思いでたどり着いた…