〜偽りの私〜
いつしか私が母親の面倒を見るようになってた
自由に遊び回るなんてほとんどできなかった
小学生になり、私は人より少し成長が早かったみたいなの
漢字も計算もなんでもどんどん覚えることが出来た
勉強してる時や学校にいる時は少しだけ家のことを忘れることが出来たの
夢中になってたらみんなよりも出来るようになってた
先生から褒められた
人から…親から褒められることのなかった私は今まで感じたことのない感覚に襲われた…
素直に嬉しかった
みんなからも褒められ羨ましがられた
最初はその程度でよかった
次第にもっともっとって思うようになったの
注目を浴びたい…常にみんなの中心にいたい…