雪の姫―第1章―
「まさか…香帆と知香さん?」
「えぇ。そうよ。サクリア」
香帆らしき女の子があたしの肩に回す
全然容姿が違うためびっくり
「あたしはイリア・ブルーキン。覚えてるよね?小さい頃遊んだでしょ?」
「イリア?!久しぶりー」
「ったく、いつも会ってるけど、この姿は久しぶりだから仕方ないわね」
なんか本当に懐かしいよ…
イリアは昔からの親友。
最初はあたしの話し相手だったもんね。
一応、イリアも上級貴族。
貴族の中には上から上級、中級、小級とある
「そいえば、ユノアール?行くのはあたしたちもよ」
「言うと思ったわ。リサーム」
リサームことブルーキン家の母。
「で、行く前に聞きたいことがあるの。」
「みんな、覚悟はいい?こっちの世界にはもう帰ってこれないからね」
「「「「はい」」」」
この覚悟はみんなあったみたいだね。
あたしたちは転移魔法でスノール国へ向かった