六年一組、本紛失事件
「盗まないよ。だって、理々君のでしょ! 難しいそうで、僕はとても読む気はないし、それに理々君、本を貸したがらないから、自分でこっそり持って帰ったんじゃないの?」
「それはない。理々から直接聞いた!」
高蔵は事実と違うことを言った。
知っている三人も黙っていた。
「すごいな、高蔵さん、そこまで調べているなんて。警察顔負けだね」
「そうだろう。名探偵としては、この難事件を解決するから」
「がんばって! 名探偵」
高蔵は探偵気取りでご満悦である。でも、本はまだ見つかっていなし、手がかりさえないのだ。
「それはない。理々から直接聞いた!」
高蔵は事実と違うことを言った。
知っている三人も黙っていた。
「すごいな、高蔵さん、そこまで調べているなんて。警察顔負けだね」
「そうだろう。名探偵としては、この難事件を解決するから」
「がんばって! 名探偵」
高蔵は探偵気取りでご満悦である。でも、本はまだ見つかっていなし、手がかりさえないのだ。