六年一組、本紛失事件
29 探偵再始動
子吉沢は困っていた。六年一組の全生徒の家を訪問しなくてはいけないが、馬屋がいないのでは特に女子の家はわからなかった。
とりあえず、九号棟に行き、一階のポスト入れから、六年一組の生徒の名字をさがしたが、該当しなかった。最後の十号棟には古田の家があるはずだ。子吉沢は一階にあるポスト入れから『古田』の名字をさがした。二階だった。
子吉沢は階段で二階まで上がり、『古田』の表札のある部屋まできた。すぐにチャイムを押した。
何も反応がなかったので、子吉沢はもう一度チャイムを押した。
「いないのかな……」
子吉沢は口走ると、ゆっくりとドアが開いた。顔がしわくちゃのおばあさんが出てきた。
とりあえず、九号棟に行き、一階のポスト入れから、六年一組の生徒の名字をさがしたが、該当しなかった。最後の十号棟には古田の家があるはずだ。子吉沢は一階にあるポスト入れから『古田』の名字をさがした。二階だった。
子吉沢は階段で二階まで上がり、『古田』の表札のある部屋まできた。すぐにチャイムを押した。
何も反応がなかったので、子吉沢はもう一度チャイムを押した。
「いないのかな……」
子吉沢は口走ると、ゆっくりとドアが開いた。顔がしわくちゃのおばあさんが出てきた。