六年一組、本紛失事件
「ちょっと待ってね」

 と、ひとみは焦らした。

「ときめくことが書いてあったらどうする? 付き合うの?」

 と、美紀子がありえないことを口ずさんだ。

「ねえ、何て書いてあるの? 読んでよ」

 と、慶子も興味津々である。












< 62 / 302 >

この作品をシェア

pagetop