あなたの指先で酔わせて。
……
……−−
「いらっしゃいませ」
薄暗い入口のドアを開けた先から、低い、優しい声が響いた。
ここに来るのは二回目なのに、声がしっくり身体に馴染む。
こんばんは、と、口に出しながら店内に進むと、シガーとお酒と緩やかなJazzが私を迎え入れた。
「秋月さん、こんばんは、お久しぶりです。」
……−−
「いらっしゃいませ」
薄暗い入口のドアを開けた先から、低い、優しい声が響いた。
ここに来るのは二回目なのに、声がしっくり身体に馴染む。
こんばんは、と、口に出しながら店内に進むと、シガーとお酒と緩やかなJazzが私を迎え入れた。
「秋月さん、こんばんは、お久しぶりです。」