小さな姫





20分くらいで倒した。弱すぎた。




そして、佳奈を探した。







佳奈を見た時に言葉を失った。頬には殴られたあと。服は破かれていた。



「佳奈…………………ごめん」


「なんで、お姉ちゃんが謝る……の??」


「何された。」



「ヤられてはないよ。まだ未遂みたい。お姉ちゃんがいたから焦ってヤレなかったんじゃない。」


「佳奈ガマンしないで。泣いていいから。怖がったよね。本当にごめん。」



「お………………ねぇ………ちゃん







ヒック……………ヒック………えぇーん」




「佳奈ごめん。本当にごめん」





私は謝り続けた。佳奈の心には一生傷が残る。許さねー。






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