小さな姫





パ「次は詩織の話。







――――――高2になったら黒虎を引退しなさい。」





詩「………何言ってんの」



パ「高2になったら黒虎を止めて青龍に入りなさい。そして、青龍をつぐんだ。」



詩「――――――やだって言ったら??」


パ「俺は、全国No.1のヤクザだぞ。暴走族なんか、すぐに潰せる」



妹「パパひどすぎ!!!お姉ちゃんの気持ちもちょっとは考えてよ」


パ「佳奈は黙ってなさい」



妹「やだ、黙んない。





お姉ちゃんは、涼君の事があって総長の立場でいるのがつらかったんだよ。涼君の事だって元はといえば、パパが悪いんじゃない。なのに、やっと敵とってこれからだって時に…………………ひどすぎる。


パパ自分勝手すぎ!!!!!」






妹が泣きそうになりながら言ってくれた。私も泣きそうになったけどこらえた。









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