彼と私の関係〜もう1つの物語〜



「ホントごめんね!お腹すいたよね?移動しよっか?」



問いかけに笑って頷く彼女を見て、マスターにまた来ますと手を振って店を出る。


冷たい風が吹いているのに走ってきた私にはちょうど心地が良くて。


大きく深呼吸すると、横で真央は「鼻が膨らんでる」とクスクス笑っていた。



「どこ食べに行く?」


「最近できたイタリアンのお店でちょっといい感じそうなお店があるの。そこでいい?」


「うん。もちろんアルコールあるよね?」


「あるに決まってんじゃん」



真央と笑い合い、たわいもない会話をしながらお店に向かった。





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