彼と私の関係〜もう1つの物語〜



3杯目のお代りが届くまでは上司2人が織りなす漫才のような話に私と真央はお腹を抱えて笑っていた。


社内では決して見る事の出来ない仲が良さそうな2人。


アルコールの勢いも手伝ってか私はいつもの緊張が取り払われていた。



「派閥って嘘なんですね」


「あ〜聞いたことあるなぁ。俺、派閥なんて作ったつもりないけど」



なぁ拓海と彼を名前で呼ぶと彼も頷いていた。



「お互い名前で呼び合ってるんですか?」



真央も普段の2人から想像がつかない雰囲気にびっくりしたのか、少し驚いた顔をしながらも尋ねていた。





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