【短編】我慢できたら

「あたし、駿が好き。だから気持ち確かめるために来たのに、駿襲ってくれないし…」



「は？」



何言ってんの？



「絶対襲ってくれると思ったのに…駿ってムラムラとかしないんだね」



ぷーっとほっぺを膨らます塚本。



いや、俺だってあれ耐えたんだし。



正直ムラムラとかしてたし。



「駿、なんか言ってよ」



「…いや、なんか色々言われてパニック」



「むーつまんないなぁ。で、責任とってくれる？」



「えッ？」



何の責任！？



「あたしのキス、受け取ったんだから付き合ってよね」



…なんつー強引な。



でもまぁいっか。



俺も好きだし。