【短編】我慢できたら
俺はベッドにダイブした。
「駿、あたしは何処で寝ればいいの?」
「その辺じゃん?」
「あんたね~こっちは客よ!?ベッドは普通あたしが寝るでしょ!」
…なんだその言い分は。
でもまぁ、女を下に寝かせるのもな…
「分かったよ。はい」
「ふふふー分かればよろしい。じゃああたしもう寝るから!」
電気をパチンと消して、塚本は寝てしまった。
…まじ待ってよ。
暫く寝れずにボケーっとしてると、ベッドから規則的な寝息が聞こえた。
もう寝たのか。
じゃあ俺も、リビングにでも行こうかな。
立ち上がって、ドアノブをひねる。
が…
「ひらかねぇ。何で?」
ガチャガチャ。
何回まわしてもやっぱりあかなかった。