月光~moon light~
「ところで、何でアヤノは__...」
「あぁ! ユウキだ! おーい、ユウキィ!!」
“そんな情報知ってるの?”
そう言おうとしたけど、
アヤノの声にかき消された。
アヤノは道路の方に向かって大きく手をふる。
よくみると遠くに"ユウキ"らしき人を見つけた。
アヤノに気づいたのか、あっちも手をふり替えしてる。
「ごめん、ユズキ! あたし行くね!」
そう言って、走り去るアヤノ。